ナンバープレート解析

様々なカメラに写ったナンバープレートの解析事例

コンビニの駐車場に設置されている防犯カメラ

 コンビニの駐車場に設置されている防犯カメラに写った車両。
 
コンビニ防犯カメラ

よくあるタイプの防犯カメラ画像。
画像全体を見るとそこまで画質が悪いようには感じない。
依頼されたのは、画像上に写っている車両のナンバープレート解析。
ナンバープレートの場所のみを切り出してみると、ナンバーの数字らしいものは見られない。
 
ナンバープレート解析

一見何も写っていないように見られる画像だが、画像解析によって欲しい情報が出てくる場合がある。
ナンバープレート解析では車両部分は解析しないため、解析したいプレートの個所のみを切り出すことから始める。
切り出した画像に鮮明化処理をしたり、その時に必要な処理を行い解析していく。
画像解析と聞くと、ボタン一つで何でも処理してもらえる物だと思っている人もいるが、そういうわけではなく、解析する画像によって施す処理は様々である。
簡単な処理だけで出てくるものもあれば、もっと別の処理をしないと出てこないものだってある。
画像の鮮明化というのは、同じ処理だけを行う単純なものではない。
 
ナンバープレート解析

上記の画像は、左が鮮明化前のもので、右が鮮明化処理を行ったものである。
鮮明化の過程は割愛するが、画像が元々持っている少ない情報でここまで解析することが出来、真ん中の数字を割り出すことが出来る。
同じ車種で絞っていくより、真ん中2つの同じ数字を持つナンバープレートの車種で絞っていくほうが、桁違いに相手へ辿り着きやすくなる。
この様に何も写っていないような画像からでも有益な情報が出てくることは珍しくない。

車両に搭載されたドライブレコーダー

 最近ではドライブレコーダーの普及が進み、運搬車や営業車のみならず一般家庭の車でも多く搭載されている。
走行時の事故時のみでなく、駐車中の事故や悪戯まで撮影してくれる物まであり、有力な証拠になる心強い味方だ。
なかには「ドライブレコーダーをつけているから大丈夫」と言って、安心して車を走らせている人もいるだろう。
しかし、値段同様に画質もピンキリで、自分の車両に搭載しているドライブレコーダーの性能や質がどんなものか、きちんと理解して購入しているだろうか?
いざ必要な時に見てみると、画質が荒くこんなはずでは・・・と後悔したくなるものが出てくるかもしれない。
この動画は、弊社に持ち込まれた時点で動画内に緑や黒のブロックノイズが入ってしまっていた。

ドライブレコーダー画像

コンビニの防犯カメラと一緒で、全体の状況を見る分には申し分ないのだが、肝心の対象となる車両のナンバープレートが見えない。
それどころか、ブロックノイズまで加わっているというおまけ付き。
こちらの動画も防犯カメラ同様に、持ち込まれた動画を再生し、フレーム毎に解析出来そうな箇所を探し鮮明化作業を行う。

ドライブレコーダー画像

上記が今回必要となる情報を持った画像となる。
防犯カメラの時と違い、今回はナンバープレートのみではない。
先にボタン一つで解析出来ないと述べたが、前記の例と今回の例、同じ作業をしてしまうと解析結果が異なってしまうためである。
最初から前記の例の通りに解析してしまうと、解析不可となりそれ以上先に進むことは出来ない。
それでは、解析の意味がない。
似た様な画像でも状況によって、解析方法を使い分けなければならない事が多々あり、それは解析作業者の判断で行われる。

ナンバープレート解析

上記画像は、左が鮮明化作業を行ったもの、右が鮮明化画像にナンバープレートの枠を乗せたもの。
鮮明化された画像のみを見て、どこに数字があるのかわかるだろうか?
右の画像のみを見た際、数字の波らしきものが見える人がいるかもしれない。
それが正しい場所の場合もあるかも知れないが、全然見当違いな場所に数字の波が見える可能性だってある。
そうなることを防ぐために、ナンバープレートの枠を置き、見てもらいたい数字の位置を特定していくのだが、「この辺かな?」と適当に枠を置いているのではなく、数多くの解析作業経験から枠の位置を特定している。
そうすることで、無駄な輪郭線を無視し、数字の箇所のみに集中して解析出来る。
画像で波に見えているものは輪郭線で、数字によって見え方が異なる。
経験がものを言う作業のため、誰にでも解析出来るものではない。
輪郭線の説明をし、素人ながらに解析して痛い目を見て欲しくないので、輪郭線の形状は割愛する。

ナンバープレート解析

最終的な見え方は上記の画像である。
今回の解析対象車両のナンバープレートを解析結果の画像に乗せてみると、輪郭線が「19-7*」の数字と矛盾しない。
よって、ナンバープレートの一連指定番号は「19-7*」と矛盾しないと結論付けた。
※プライバシー保護のため、地域名と分類区分、ひらがなは伏せさせて頂く。

防犯カメラに写った動画をスマホで撮影

 解析する動画や画像は様々で、このケースは防犯カメラに写った動画をスマホで撮影したもの。
車を当て逃げされ、警察に相談するも「ナンバーが分からないと動けない」と言われてしまったそうで、助けを求めていた。
動画を確認すると、バックの時に黒色の服を着た男性が運転する白色車両が、別の駐車してある車両へぶつけてしまっている。
ぶつけた際に相手車両が揺れているので、当たったことには気づいていると思われる。
しかし、ぶつけた本人は確認に降りる事も無く、そのまま何事もなかったかのように走り去っていった。
これだけしっかり写っていれば大丈夫だと思ったようで、動いてもらえないと聞いた時はさぞ悲しい思いをされたでしょう。
オリジナルデータを見ていないのではっきりと言えないが、画質自体は問題なさそうである。
だが、現時点でオリジナルデータはなく、画面を撮影したものしかないので今回は撮影動画を解析する。

※これはオリジナルデータで鑑定可能か否かテストする予備調査であり、鑑定ではないのでその旨を説明しておく。

ナンバープレート解析

始まりはいつもの通り、必要箇所を特定し切り出す。
今回のケースは、この時点で何となく数字の位置が見えている。
数字の位置がわかるからといって、数字が特定できるわけではないので、鮮明化作業は必ず必要となる。
鮮明化の結果は以下の通り。

ナンバープレート解析

ナンバー
陸運支局 判読不能
分類番号 判読不能
ひらがな 判読不能
 左1桁 6 と認めて矛盾がない
 左2桁 1 と推認される
 左3桁 4 と認めて矛盾がない
 左4桁 6 と認めて矛盾がない

今回の動画では、このような結果となっているが、あくまでも二重録画データの予備調査での話。
オリジナルデータで解析すれば、また違った結果が出る可能性が高い。
例えば、今回解析で出てこなかったひらがな部分が鮮明化によって出てくるかもしれない。

予備調査の必要性

予備調査の目的は、鑑定をする価値があるかを調査するもので、何でもかんでも鑑定すればいいというものではない。
鑑定の可否を調べる予備調査は数万円だが、鑑定となると何十万円~となりご依頼人様にとって大きな負担となる。
解析する枚数が多ければ多いほど、最悪何百万円とかかる場合も否定は出来ない。
鑑定会社としては、結果が出ようが出まいが全てを鑑定し、より高い金額を取った方が儲かる。
しかし、そうしてしまうと依頼する側としてはどうだろうか。
稀に「いくらかかっても構いません!」と言ってくるご依頼人様もいる。
金額を気にしない人もいれば、全員が全員そうではなく、金銭も限られ藁にもすがる思いで調査をお願いする人だっているはずだ。
本当にご依頼人様にとって有益な情報になるのかを調べた方が、負担も少なくすむ。

「全てにおいて絶対効果があります!」

という鑑定人がいるのであれば、その鑑定人に依頼することは危険かもしれない。
画像解析に絶対というものはない。
上で上げたナンバープレート解析の3例が3例とも画像自体に必要最低限の情報があったからこそ、解析が出来たのである。
絶対効果を出しますと言われ、いざ鑑定したら鑑定不能だったというケースもある。
そうなってしまうと、折角鑑定したのに結果も出ず、お金のみならず時間までもを失うことになる。
専門的な内容だからこそ、慎重に調査しご依頼人様にとって不利益を被らないかを予備調査で調べる。
これが、いきなり鑑定するのではなく必要に応じて予備調査をおすすめする理由だ。

さいごに

弊社では交通事故鑑定のみでなくナンバープレート解析やドライブレコーダー解析、画像解析等様々な解析・鑑定業務を行っています。
警察からの感謝状も多数頂戴しております。
何かございましたら、ご相談だけでもお気軽にお問い合わせ下さい。
お力になれれば幸いです。

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